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木多康昭作品考察
今週の『泣くようぐいす』
「週刊少年マガジン」99年35号から2000年45号まで連載>
最終話 うぐいすよ、永遠なれ!! (2000年45号)
マガジン発売日から4日も経ちましたが、今週の感想を書きます。
っていうか、もう今週ではないのだけれど。
まぁいろいろショックだったってわけで。最終回ショックからいまだ立ち直らず。
火曜の深夜、日付が変わったと同時に例によってドキドキしながらコンビニへ。
家を出る直前に友人からTELが。その友人は、私がどんなに『泣くようぐいす』を愛しているかを理解してくれているので、これから最終回を読むのがどんなに悲しいかを伝えつつ、コンビニへの道を歩く。
冷静に考えると、いくら深夜とはいえ、電話でやや興奮気味にマンガの話をしながら歩く女子っていうのはかなり嫌だし、それが自分っつーのも気持ち悪いんですけれど、その時はだいぶん冷静さを欠いていたわけで。
コンビニで『うぐいす』だけを立ち読みしてからマガジンを購入し、帰り道に電話相手に「『うぐいす』どうだった?」と感想を聞かれ、出てきた言葉が「めちゃくちゃ面白いんだけど、何て言ったらいいのかわかんない」
今週号を読むまで私は、『うぐいす』が打ち切られるということは全く想像していませんでした。
『うぐいす』が終るとしたら、木多先生側に問題があった時、木多先生が終らせたいと思った時だろうなぁなんて、ぼんやり考えていたため、今週号の「打ち切り」発言には驚きました。
『うぐいす』が終わるらしいと聞いた時、また「やってられっか!!」かしら?マガジンはジャンプと違って数ヶ月に1回「作者取材のため休載」があるのに何故かしら??なんて考えていた私は、『うぐいす』が人気が無いということを想像すらしていなかったわけです。
人気が無いというのは、どういう状況なのでしょう?
アンケート結果が悪いのでしょうか?コミックスの売上が悪いのでしょうか?その両方でしょうか。
地元の本屋ではよく『うぐいす』が平積みになってるので、てっきり売れてるもんだと思っていたのですが・・・。
アンケートを出す層って偏ってそう。
同人人気の高そうなマンガの組織票が多そうな気がします。
木多先生のファンって、アンケートを出さなさそうな人が多そうな気もするし。
因みに私は、3ヶ月前ぐらい前までは毎週欠かさずアンケートを出していましたが(もちろん『うぐいす』を一番面白かったに丸をつけ、欄外にも一言書いて)、買い置きの官製ハガキを切らしてからは、ついつい出し忘れていました。
どうせならちゃんと毎週出しとけばよかったなぁって少し後悔。
打ち切りに驚きつつも、いきなり夢落ちの強引な展開や、
「もうどうせ終わるんだから編集の秘密暴露して終わってやる!!」「やめろ!!だいたいマガジンの編集の○秘なんて知らないだろーが!!」「んじゃ別の雑誌の編集のこと暴露してやる!!」「違う雑誌の編集は関係ないだろーが他人をまき込むな」
あたりや、耳を下のほうに引っ張って『ドリームス』や、
「最終回だからって強引すぎると思う・・・・」
や、肉ジャガ、
「だいいちお前はうぐ塚じゃなくてうぐいすだろーが!!!」
、メディアミックス云々あたり、『涯』ネタ、ラスト見開き2ページまで、めちゃくちゃ面白くって、コンビニで笑いこらえるのが大変で、家帰ってから読み直して笑っちゃったわけです。
最終回で悲しかろうと、今週号が面白いことには変わりはなく、しつこいまでの「打ち切り」発言の自虐的な笑いすらも面白いって思っちゃう私は、ホントにファンなのかなーなんて疑ってしまうほど。
マガジンネタや編集ネタを期待している人たちに応えるかのような最終回でしたが、一話で無理矢理まとめるよりかはよかったと思います。
だって一話じゃプロケンと蘇我の決着だとか、川勝大輔との戦いだとかがつくわけないし。
第45話からの9話を、まるまる無かったことにした夢落ちにショックを受けたのは、何度も読み返してからです。
始めはゲラゲラ笑っていたわけですが、後からジワジワと悲しみがわいてきました。
私羅編が終わって、何事もなかったように幕一が真剣に野球をやり始めたのは何だったのでしょう。
プロケンはどうなっちゃうのでしょう。
柔道エリートの川勝大輔の存在も夢で、がチャピンがヒクソンを倒したのも夢で、「芸能界における田代まさしのポジションをねらう会」も夢で、南源三も夢。
うぐいすと岡村と鈴木光男と後藤が真剣に野球をやり始めるのも全部夢!
第45話(川勝大輔初登場の回)を読み、地方大会が始まるのをワクワクして地方大会までの
日数表
を勢いで作っちゃった自分がとっても空しくなってきました。
でもそれは、夢落ちに対する空しさではなく、打ち切りに対する空しさです。
私は夢落ちには否定的ではないので、今までの9週が夢落ちであろうとOK派です。
大不評な『ハイスクール!奇面組』の最終回ですら許せるぐらいだから。(っていうか、あれは夢落ちではなくずっとループしつづけるエンドレス落ちですが)
そうそう、T・M・Pといえば、ちょうどマガジン発売日の水曜に、田代まさし盗撮発覚がありましたね。
2時のワイドショーでいきなり流れ(新聞の見出しにはなかった)、バッグの中にビデオカメラを入れ女の子のスカートの中を隠し撮るという行為と、田代まさしのキャラクターとのギャップにワイドショーは騒然といった感じでした。なにしろ夕方のニュースで記者会見の様子を流したほどだし。
そのニュースでまず浮かんだのが、来月発売のコミックス7巻のT・M・P云々はどうするんだろう?ってこと。
修正して出版するのか、そのまま出すのか気になります。修正したら意味わからないしなぁ・・・。
あの首輪って爆弾入りだったのか・・ってちょっと面白かったけど、「バトルロワイヤル」じゃなくて「バトルロワイアル」です。
「G・T・Uとしてバンバン賭けなければならんのだ」
って意味がわからなかったんですけど、「儲けなければならんのだ」の誤植でしょうねえ。最終回なのにあんまりだ・・・。
打ち切り!主人公捕まる!!!ってなメチャクチャな最終回でしたが、今後木多先生が新作を描く度に、どんな最終回になるのか期待する人々がいるんだろうなぁと思うと、とても淋しく感じます。
幕一ナインが真剣に野球をやり始め、これからの展開が本当に楽しみだっただけに、今回のことは本当に残念です。
コミックス6巻と7巻の『泣くよK』が楽しみだけれど、それが終わったらもう当分は木多先生のマンガが読めないのかと思うと淋しいです。
でも私は、木多先生が漫画家でいるかぎり、これからもずっと応援していくつもりです。
それにしても、来週からのビリヤードマンガはつまらなそうだなぁ・・。
あんなもののために『うぐいす』が終わるだなんて!!なんて思うのは、まだ読んでもいないそのマンガに対して失礼なのは重々承知していますが、加瀬あつしや所十三のようなマガジンの大物作家の新連載のために終わるのならまだ諦めがつくものの、新人の企画物マンガのために終わるのはなぁ・・なんてことを考えてしまいます。
次週予告を見て、「え?!新連載始まるんだ?!」ってなんだかショックでした。
まぁ、終わりもあれば始まりもあるわけだし・・・。
(10月8日)
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