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週刊少年ジャンプ創刊30周年記念原画集
WEEKLY JUMP 30TH THE ORIGINAL ILLUSTRETIONS

The Gallery of Best Works
和月伸宏
尾田栄一郎

島袋光年

冨樫義博

藤崎竜

高橋和希
小栗かずまた
うすた京介
かずはじめ
浅美裕子
森田まさのり

井上雄彦
桂正和

鳥山明

梅澤春人

高橋陽一
つの丸
にわのまこと
樋口大輔
岡野剛
義山亭石鳥
ガモウひろし
木多康昭
荒木飛呂彦
萩原一至

秋本治


The History of JUMP
<60年代>
 永井豪
 本宮ひろ志
<70年代>
 とりいかずよし 吉沢やすみ
 川崎のぼる
 中島徳弘
 ちばあきお ビッグ錠
 池沢さとし
 平松伸二 コンタロウ
 小林よしのり 金井たつお
 江口寿史
 寺沢武一
 ゆでたまご 小谷憲一
<80年代>
 鳥山明 高橋陽一
 北条司
 新沢基栄
 原哲夫
 高橋よしひろ
 まつもと泉
 えんどコイチ
 宮下あきら
 車田正美
 徳弘正也
 江川達也
 稲田浩司
<90年代>
 冨樫義博
 井上雄彦

Going to the NEXT STAGE!!
 これからのジャンプ
手塚賞・赤塚賞出身作家リスト

週刊少年ジャンプ原画展 (神戸阪急) 98/7/18-8/10 図録

 98年に神戸阪急で開催れた「週刊少年ジャンプ原画展」の会場でのみ、販売された画集です。
 一般の書店では販売されませんでした。

 98年頃はジャンプを読んだり読まなかったりで、「弟の友達が忘れたジャンプが家にあるから読む」といった程度の読者でしたので(あ、でも『河童レボリューション』は毎週立ち読みしてました)、この「週刊少年ジャンプ原画展」も開催当時は全く興味がありませんでした。「へ〜。そんなのやるんだ〜。でも東京ではやらないんだー。どうでもいいや」といった感想しか持ちませんでした。

 木多先生のファンになり、20歳過ぎて再び熱心にマンガを読むようになってから、たまに「まんだらけ」でこの画集を見かけることがありましたが、「98年じゃ『幕張』の連載終わってるし、木多先生は関係ないか。『幕張』連載時にジャンプが30周年迎えてたら、木多先生も絶対にこの画集に加わっただろうなぁ。そしたら絶対に買うのに。惜しいなぁ」とか勘違いしていました。
 表紙の下から4番目に小さく、<
YASUAKI KITA>と書いてあるというのに、裏表紙には2cm×2cmの桜井ちゃんがいるというのに、手に取って見ることすらしなかった私は、しばらくこの画集に木多先生は参加していないと思い込んでいました。もったいない。

 ある時、木多先生のイラストもこの画集に2ページ掲載されているという情報を得たため、早速この画集を購入することにしました。まぁ早速と言っても、入手が容易でなかったため、「欲しい!」と思ってから実際に手にするまでは2ヶ月程かかったのですが。

 この原画集は、<30年の永きにわたる”ジャンプ”の歴史の中でもまさに「今」をささえる作家たちがここに集結。”ジャンプ”本誌やコミックス、兄弟誌で使用されたそのイラストを限りなく原画に近い状態で再現した>「The Gallery of Best Works」が中心になり、他にも<1968年に創刊され、数々の名作漫画を代に送り続けてきた”ジャンプ”!><その30年を、ヒット作の生みの親である作家の原画とともに紹介>している「The History of JUMP」、『ジャンプ・スーパーアニメツアー'98』(『ONE PIECE』『世紀末リーダー伝 たけし!』『HUNTER×HUNTER』)の情報が載った「これからのジャンプ!!」1ページと「手塚賞・赤塚賞出身作家リスト」3ページの4部構成となっています。

 「The Gallery of Best Works」は1作家見開き2ページ(
印の付いている作家は一人4ページ)、「The History of JUMP」は1作家1ページもしくは半ページとなっています。

 木多先生のページには、「『幕張』コミックス第2巻 表紙用イラスト」「週刊少年ジャンプ '97年18号 扉用イラスト」「『幕張』コミックス第1巻 表紙用イラスト」の3点と、30周年のお祝いのメッセージの脇にカラーサイン色紙(奈良が鼻をほじくり、塩田があかんべーをしている図柄。 えぇ?!お祝いなのに?!)が掲載されています。

 この画集は、各作家のページにあるプロフィールもなかなか興味深く、漫画関連ムックにはとうてい敵わないであろう充実っぷりで(まぁオフィシャルなものだし、当然かぁ…)、これだけでもこの画集を買ってよかった!という気になりました。
 我らが木多先生のプロフィールは以下のようになっていました。

 ’69年6月19日生まれのO型。千葉県出身。’95年に『仮面の告白』でデビュー。
 初連載の『幕張』は’96年のスタート。千葉県の幕張にある高校に通う塩田と奈良を中心に、クセのあるキャラクターが繰り広げる独特なセンスのギャグ作品。
 当初はマニアックな芸能界ネタなどが主だったが、回を増すごとにジャンプ編集部の内幕の暴露とも言える楽屋落ち的ギャグが増える。
 しかし、事情などわからなくてもなぜか毎回笑ってしまう内容で、ファンからは熱狂的な支持を得た。
 作者本人もマンガに登場。やはり実話かもしれないギャグで笑いを取るなど、今までにないタイプの作品となった。

 マガジン公式サイトでの木多先生のプロフィールは、これの前半を参考にしたのかもしれませんね。

 <事情などわからなくてもなぜか毎回笑ってしまう内容で、ファンからは熱狂的な支持を得た。>あたりが、すごくいいと思いません?
 <独特なセンスのギャグ作品><やはり実話かもしれないギャグで笑いを取るなど、今までにないタイプの作品となった>って辺りも。
 どうしよう。こんな風に、『幕張』を的確に言い表している文章を読むと、とてもドキドキしてしまうんです、私。
 オフィシャルな画集でこんなに『幕張』誉められてる!ていうか、オフィシャルだからこそ?自画自賛? 『幕張』があんな終わり方だったのに、連載終了1年後に、30周年記念のおめでたい画集に木多先生がラインナップされてることがとても嬉しいです。「こんなラストで、この先この作者、ジャンプで描けるのかなぁ?」とか心配になったリアルタイムでファンだった人たちは、この画集&展覧会を見て安心したのではないでしょうか(関西圏の人しか見にいけなかったでしょうが)。そしてその1年後にはマガジンで新連載が始まりましたが…。
 『幕張』を誉めてる文章読むのも大好きだし、読んでて嬉しくなっちゃうから、HPで「書評・評論・その他」みたいなコーナーまで作っちゃっています。

 神戸で行われたこの原画展で、木多先生のイラストは何点ぐらい展示されていたのでしょうか。
 この画集に載っている3点で全部? &カラーサイン色紙ぐらい?
 原画展でしか買えない画集に、3点イラストが掲載されているから、せめてこの3点は展示されていたのでは、と思うのですが。この展覧会に行った方がいらっしゃいましたら、是非教えてください。
 いーなー。私も見に行きたかったです。「リアルタイムで『幕張』のファンだったらよかったのに!!」ってことを、度々HPに書いている私ですが、今回もまた思っています。きっと神戸まで行っちゃいましたよ!!

 木多先生のジャンプ創刊30周年のお祝いのコメントは以下。
僕がマンガを読むことを好きになったきっかけは、”ジャンプ”を読んだからであり、マンガ家になったきっかけも、また”ジャンプ”を読んだからでした。子どもの頃は本当に”ジャンプ”の発売日が待ち遠しかった。そんな、僕の人生に大きくかかわり、多くの人に感動を与えてきた”ジャンプ”。30周年本当におめでとうございます。


 因みに「The History of JUMP」の「連載作品完全リスト」は、作品名・作者・連載開始号のみの記載で、連載終了号は書かれていなく、なんだか片手落ちな内容でした。これでしたら、西村繁男『まんが編集術』(白夜書房 99年4月発行)巻末資料の「週刊少年ジャンプ全作品リスト」(誤字が目立つのが難点。木多先生は「木田康昭」と誤植されています。トホホ…)のがよっぽど使えます。まぁ、あちらのが1年程後に発売されたものですが…。  (2001/4/20)


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